コロナ禍の影響もあり、テレワーク、Web会議で仕事を行う機会が増えています。
テレワークで自宅からWeb会議に参加する際に、子どもの声や家族の話声、家の騒音で困ったことはありませんか。
実は、テレワークで音に関する悩みを持つ人は多く、テレワークによる悩みの3位として、「仕事に集中できない・リモート環境が整っていない」、中でも家族の声や生活音が気になるという調査結果も出ています。
しかし、このような悩みに対して完璧な解決策はありません。なぜなら、
- 置かれている環境
- 取れる対策(金銭面など)
- どの程度まで改善が必要か
は個々人によって異なるため取るべき対策も異なるためです。
更に、テレワーク中の仕事環境の構築まで面倒を見てくれる企業は少なく、個々人で環境を改善する必要があります。
この記事では、テレワークで避けては通れない音に関する悩みと、対策についてご紹介します。
テレワークの「音」の悩みと対策について理解し、仕事環境を改善しましょう。
テレワークの音の悩みとは?
テレワークで作業する際に、
周りの音がうるさくて仕事に集中できない
同僚に「・・・さんの声が良く聞こえなくてもう一度言ってもらえませんか?」と言われる→声が相手にクリアに聞こえない
家族に「私もWeb会議中だからもう少し静かに話してくれる?」と言われる→自身の声が家族の迷惑に
といった経験はないでしょうか。
周りの音がうるさくて集中できない
オフィスで作業する場合も周囲の会話の声やコピー機の音といった騒音は発生していますが、テレワーク中はその様なオフィスの騒音とは異なる音が発生しています。
大きくは、
家族、子どもの声や掃除機等の家電製品の音といった家の中の音
工事現場の音、マンションの場合隣人の生活音、電車の音といった家の外の音
の2つに分けられます。
家の中の音は、家族の協力を得られればある程度抑えることも可能ですが、家族に音を抑えるようお願いするのも、家族に対してストレスとなり、テレワークに理解を得られなくなってしまう可能性があります。
家の外の音については、そもそもコントロールすることが難しいです。
家の中、家の外の音がうるさくて仕事に集中できない場合は、防音対策を行い集中できる環境を作りましょう。
声が相手にクリアに聞こえない
声が相手にクリアに聞こえないのは、周りの音がうるさくてマイクが拾ってしまうことが主な原因です。
テレワーク環境の周りの音は、子どもの声だったり、オフィスでの音とは性質が異なるため、余計に聴く側の集中力にも影響します。
「お子さん元気そうですね」と声を掛けられて仕事以外のコミュニケーションに発展するいい機会になることもあるかもしれませんが、特にWeb会議では会議進行の妨げになる場合があるので、抑えるように対策をしましょう。
また、声が相手にクリアに聞こえないケースとして、「音が途切れる、繰り返して聞こえる」といったこともあります。
これは通信環境による影響が考えられます。
必要に応じて通信環境も改善を検討しましょう。
自身の声が家族の迷惑に
夫婦でテレワークをしている場合、自分の声が相手のテレワークの騒音になってることがあります。
テレワークを行うスペースを個別に用意することができず、ダイニングテーブルを挟んで夫婦でテレワークを行っている場合、特にお互いの声が気になってしまうということもありますよね。
相手、もしくは家族の音環境に悪影響を及ぼさないためにも、自身が発する声についても注意しましょう。
テレワークの音環境を改善して効率アップ
テレワークによる音環境の改善はどのような対策が考えられるのでしょうか?
大きくは以下のような対策を行うことで、音環境を改善することが可能です。
- 仕事を行う場所を変える
- パーテーション、防音ルーム等の防音対策を行う
- 防音性に優れたヘッドセットを使用する
それぞれの対策で得られる効果をまとめると以下の通りです。
周りの音を抑える | 相手にクリアな声を伝える | 自身が発する声を抑える | 費用 | 備考 | |
場所を変える | ◎ | ◎ | ◎ | △ | |
防音対策 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | 設置する場所が必要 |
ヘッドセットを使用 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
具体的な対策の内容について見てみましょう。
テレワークの場所を変える
仕事を行う場所を変えるとは、別の個室で作業する、もしくはカフェやホテル、シェアオフィス等別の場所で作業を行う対策です。
この場合仕事環境自体を変えることができるので、音環境改善の効果は非常に高いです。
しかし、例えばシェアオフィスを継続して使う場合、費用が高くなるというデメリットがあります。
テレワークの防音対策をする
防音対策とは、パーテーションや防音ルームを設置して周りの音を抑える対策です。
取り入れる対策にもよりますが、初期費用が掛かるデメリットがあります。
また、パーテーションや防音ルームを設置する場所も必要になります。購入する際は、生活の邪魔にならないか間取りも含めて、家族にも相談しながら検討しましょう。
テレワークに適したヘッドセットを使用する
ヘッドセットを使用する対策は、自身の環境を簡単に改善することが可能です。
ただし、ヘッドセットによって得られる効果に差があるため、間違いのないヘッドセット選びをしましょう。
特にヘッドセット選びでは
- 周りの音を抑えて集中できる環境を構築するノイズキャンセリング機能
- 周りの音を拾わないノイズキャンセリングマイク機能
が重要です。それぞれ別の機能になるので、ヘッドセット選びの際は注意が必要です。
\まずは簡単な対策から!/
まとめ
テレワークで仕事をする場合、「音」は避けては通れない悩みの一つです。
- 仕事を行う場所を変える
- パーテーション、防音ルーム等の防音対策を行う
- 防音性に優れたヘッドセットを使用する
対策に使えるお金や置かれている場所等の環境で、取れる対策も異なってきます。できる範囲で対策を行い、仕事に集中できる環境を作りましょう。