これからテレワークで使うのヘッドセットの購入を検討している方で、
ゲームもするしテレワークとゲームどちらでも使えるヘッドセットを購入しようかな
と考えている人もいるのではないでしょうか?
購入の際はテレワークで使うヘッドセットとゲーミングヘッドセットの違いに注意が必要です。
なぜなら、テレワークで使うヘッドセットとゲーミングヘッドセットでは重要視される機能が異なるからです。
テレワークで使うために買ったのに思ったのと違った
なんてことになると本末転倒です。
そこで、この記事ではテレワークで使うヘッドセットとゲーミングヘッドセットに求められる機能の違い、注意点を解説します。
結論から言うとゲーミングヘッドセットをテレワークで使うことは可能ですが、テレワーク用のヘッドセットをゲームに使うのはおすすめしません。
ただし、正しく理解して購入しないと必要以上の機能が入った高額なものを購入してしまう可能性があるため、注意が必要です。
この記事を読むことでテレワークで使うヘッドセットとゲーミングヘッドセットの違いを理解し、兼用する場合の注意点についても理解することができます。
ゲーミングヘッドセットとテレワークで使うヘッドセットに求められる機能の違い
ゲーミングヘッドセットに求められる機能
ゲーミングヘッドセットに求めれる機能は、
- ゲームへの没入感を高めてくれる音質
- 音の遅延が無いこと
です。
ゲーミングヘッドセットはゲームへの没入感を高めるため、大型のスピーカードライバー、360度あらゆる方向からの音を把握し立体的な音を体感できる5.1ch、7.1chサラウンド機能を搭載したヘッドセットがあります。
また、ゲーミングヘッドセットでは映像と音がずれてしまうような音の遅延は、フラストレーションがたまるので大敵です。そのため、ゲーミングヘッドセットの接続は有線かUSBレシーバーによる無線接続が多いです。
テレワークで使うヘッドセットに求められる機能
テレワークで使うヘッドセットに求められる機能は、
- 快適なコミュニケーションを実現するためのスピーカーとマイク性能
- 有線、無線、片耳、両耳など使用用途に応じた様々な型式
が重要となります。
周りの音を低減して相手にクリアな声を届けるノイズキャンセリングマイク性能は相手に不快な思いをさせないためにも重要です。
選択するヘッドセットの型式は用途に応じて選ぶ必要があります。
例えば、
仕事中子どもの様子も気になるので、周りの声も聞こえたほうがいいな
というケースも考えられます。
この場合、周りの音を防ぐゲーミングヘッドセットのような両耳よりも、片耳のヘッドセットが適していますよね。
このようにテレワークで使うヘッドセットは用途に応じたヘッドセット選びが重要です。
\どんな型式のヘッドセットがおすすめか知りたい/
求められる機能まとめ
ゲーミングヘッドセットとテレワークで使うヘッドセットに求められる機能をまとめてみました。
少なくともテレワーク用のヘッドセットで5.1chサラウンドのようなサウンドや専用USBレシーバーのような高速接続は必要ないのではないでしょうか。
すべての機能を含めてテレワークもゲームも満足するようなヘッドセットはとても高額な物になってしまいます。
ゲーミングヘッドセットとテレワークで使うヘッドセットを兼用する場合の注意点
ゲーミングヘッドセットとテレワークで使うヘッドセットを兼用を視野に入れてヘッドセットが欲しいな
そんな方は以下の点について気を付けて製品を選びましょう。
接続方法:USB専用レシーバーに注意!
ゲーミングヘッドセットでは画面と音声がずれるような遅延が大敵。
そのためゲーミングヘッドセットは有線が多いです。
高額な製品には無線のものもありますが、ここで注意が必要です。
ゲーミングヘッドセットの無線は遅延をおさえるためにUSB専用レシーバーを用いたものとなります。
テレワークで使うヘッドセットはPCに接続したりスマホに接続したりすることを考えると、Bluetooth接続の方が使い勝手はいいです。
スマホで接続することも期待して無線のゲーミングヘッドセットを購入すると、Bluetooth接続はなくてUSB専用シーバーだったのでスマホに接続できなかったなんてこともあるので、注意が必要です。
マイク性能:搭載するノイズ低減機能に注意!
我が家のように日中子どもが大声で騒いでいるような環境で仕事をする場合、ノイズキャンセリングマイクの性能にはかなり気を使う必要があります。
そうしなければWeb会議中に子どもの声を取り込んでしまい、コミュニケーションに支障をきたしたり、場合によっては相手に不快な思いをさせてしまう可能性があります。
ゲーミングヘッドセットの仕様を見ると「ノイズキャンセリングマイク」と書いてあるので、一見すると周りの音も十分に低減してくれる気がしますが、どの程度低減してくれるかは製品紹介ページから具体的に調べる必要があります。
例えばゲーミングヘッドセットとして有名なブランド、キングストンのHyperX Cloud Stingerの場合。
Amazonの商品ページには”ノイズキャンセリングマイク”と記載されてます。
しかし、公式ページの詳細を見るとパッシブノイズキャンセリングマイクと書かれているので、この場合複数マイクによるANCほどのノイズキャンセリングマイク性能は期待できないと考えられます。
もちろんパッシブノイズキャンセリングでも周りの音を低減して自身の声をクリアに届けることは出来ますが、それがどのレベルで周りの音を低減したいかということです。
ゲーミングヘッドセットの中でも、より高額なLogicoolG PRO Xの場合。
独自のリアルタイム音声フィルターBLUEVOICEテクノロジーによるノイズリダクション機能で、JabraやPlantronicsのようなテレワークで使うヘッドセットの有名ブランドで採用しているような複数マイクを使って外部の騒音を音声とは別に拾い打ち消すようなノイズキャンセリングマイクは搭載していません。
LogicoolG PRO Xでも単一マイクの音声フィルターなので、より安価なゲーミングヘッドセットで高度なノイズキャンセリングマイク性能を搭載するのは難しいのではないかと思います。
製品紹介でノイズキャンセリングマイクと記載されていても、単一指向性マイクやパッシブノイズキャンセリングマイクだったりするので、製品の内容を良く確認し十分なノイズキャンセリングマイクの性能が搭載されているか確認しましょう。
まとめ
この記事ではゲーミングヘッドセットとテレワーク用ヘッドセットに求められる機能の違いと兼用を検討する場合の注意点について解説しました。
結論としては、ゲーミングヘッドセットをテレワークに使うことは可能です。ただし、その場合は接続方法が使用用途にあっているか、マイク性能は十分かという点に注意しましょう。
一方、テレワーク用のヘッドセットをゲームに使うことはおすすめしません。「音質が最悪」「遅延がひどくて使い物にならない」ということになるので、ゲーム用途を考えている場合はゲーミングヘッドセットから選びましょう。
とりあえず仕事重視でテレワークで使うヘッドセットを選んでみようかな
という方はまずはノイズキャンセリングマイク付きのヘッドセットから選んでみましょう。