ヘッドセットを使ってWeb会議をしているときに、
周りの音の方がうるさくて声が聞こえないです
と指摘されたことはないでしょうか。
周りの音を拾いすぎてしまうと自分の声が相手に伝わりません。
その原因はマイクの指向性による可能性があります。
指向性とはマイクがどの方向から音声を拾うか、マイクの性質を示したものです。マイクの指向性によって拾う音の方向が異なります。
ノイズキャンセイリングマイク付きのヘッドセットを使えば周りの音を抑えることもできます。
より安いなノイズキャンセリングマイクの無いヘッドセットを導入する場合は、周りの音を拾いにくい単一指向性マイクのヘッドセットを選ぶとよいでしょう。
この記事ではマイクの指向性の違いについて簡単にご紹介します。
マイクの指向性について
単一指向性
単一指向性マイクは、マイクの一方向からの音を集中的に拾います。
一方向の音だけを拾うため、マイクを口元付近に置くことで、口元からの声のみを集中的に拾い、周りの音がうるさい環境下でも雑音を抑えて、自分の声だけをクリアに相手に伝えることができます。
周りの音抑えて自身の声だけを伝えたい時におすすめです。
Web会議中も相手に聞き取りにくいといわれることも少なくなり、ストレスの少ないコミュニケーションができるでしょう。
ただし、指向性が強いとマイクの位置によっては少し声が遠く聞こえる場合があります。
またマイクが近すぎると近接効果により低音が強調されてボソボソした感じに聞こえてしまう場合があるので、マイクの位置に注意が必要です。
双指向性
双指向性マイクはマイクの正面と背面の2方向から音を集中的に拾います。
正面と背面から音を拾うため、インタビュー等対面での会話の音声を拾うのに適しています。
側面からの音は拾いにくい性質があるため、周囲の音も抑えることができます。
無指向性(全指向性)
無指向性マイクは、音の方向に関係なく、全方向からの音を拾います。
ある程度口元からマイクが離れていても音を拾うことができるので、マイクの位置を気にせず使うことができます。
しかし全ての方向から音を拾ってしまうため、周りの音がうるさい環境下で使用すると「周りの音の方が大きくて声が聞こえない」と指摘されてしまいます。
無指向性マイクのヘッドセットを選ぶ場合は、周りの音を低減するノイズキャンセリングマイクの機能がほぼ必須です。
\もう周りの音を指摘されない!/
まとめ
この記事ではマイクの指向性について解説しました。
ノイズキャンセリングマイク機能のついたヘッドセットは値段が高いものが多いです。
逆に安価なヘッドセットにはノイズキャンセリングマイクがついていないことが多いので、安価なヘッドセットを選ぶ時は、単一指向性マイクのヘッドセットを選ぶようにしましょう。
周りの音が大きい環境下では、積極的に周りの音を低減するノイズキャンセリングマイク機能のついたヘッドセットを選ぶことで、自身の声をよりクリアに相手に伝えることができます。